【1】自由民権資料館では自由民権運動と町田の歴史を担当しているので、史料の発見→整理→保管→研究→活用が主な仕事です。ある家の蔵が開くと数千点の史料が発見されることも多く、内容を確認しながら一点ずつ整理するので、完了には数年かかります。その史料は市域の人びとの歩みが記された市民全体の財産ですので、半永久的に残せるよう保管の努力をします。さらに研究して明らかになったことを展示や講座で還元する、というサイクルです。史料に登場するのは無名の人たちが多いのですが、そういう人たちの心情や行動、そこで起きた出来事の一つひとつが歴史を編んでいると思っています。
【2】第一に、「学びたい!」との強い思いを持った人と接する機会が多いことです。講師や展示解説をした際、熱心な方とお会いするとやりがいを感じます。第二に新しい史料の発見です。整理作業をしていると時折新たな発見があります。忘れ去られてしまっていた出来事や人の心情が記された史料と出会った最初の人間なるのですから、至上の喜びです。ただ、その喜びは山のような史料との格闘を続けるなかでのことで、史料整理は気の遠くなるような作業でもあります。
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