電動バイクの製作を通じ、環境や若者のモノづくりへの関心を高める目的で、企業や学校などのチームがその性能を競い合う「第13回ソーラーバイクレース2017in浜松」が9月16日、静岡県浜松市のオートレース場で開催された。市内からはサレジオ工業高等専門学校(小島知博学校長)機械電子工学科の学科プロジェクトチームが「5時間耐久レース・3輪部門」に出場した。
当日は、台風18号の影響で、2日間開催の予定が、16日のみ1日開催となり、通常行われる予定だった「6時間耐久レース」、「スプリントレース」、「フリースタイル競技」が統合され、急きょ休憩なしの「5時間耐久レース」のみの実施となった。
降りしきる雨の中でのレースの結果、3輪部門に出場したサレジオチームのマシン「GW―01」が1位となった。同チームは昨年のスプリントレース(スラローム走行スピード勝負)優勝に続き、同大会3連覇の快挙を達成した。
雨の影響により、ソーラーパネルで競技用バッテリーへの充電ができない状態。したがって各チーム競技用バッテリーをどのように使用するかを考えながらのレースとなった。「GW―01」は昨年優勝したマシン「MD3」を全面改良して走行性能を向上させたもの。リチウムイオン電池は小型・計量・大容量のものを搭載させた。学科プロジェクトのリーダー杉山大季さんは「スイッチが誤作動しないよう、サランラップなどで防水しました。時間のない中で、ほぼぶっつけ本番で臨んだレースでしたが、結果が出せてよかったです」と話していた。
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