町田市在住の写真家・石川梵さんの初監督映画作品「世界でいちばん美しい村」が和光大学ポプリホール鶴川B2ホールで上映される。2015年春のネパール大地震で被災した山岳地帯の人々の生活を伝えるドキュメンタリー。11月22日(水)、午後1時30分〜、午後6時30分〜の2回上映。
約9000人が犠牲になったネパール大地震。石川さんは4月25日の発生直後に現地入りし、まだ報道関係者が足を踏み入れていない震源地の村・ラプラックを訪れ、取材・撮影とともに支援が開始した。3トンの食糧を運んだり、テントの中まで浸水するモンスーンから村人を守るため、日本で集めた支援金で全600世帯にベッドの材料を届けたりし支援を続けた。
石川さんはAFP通信のカメラマンを経てフリーに転身。「祈り」をテーマに世界各地で撮影してきた。
「一瞬で壊滅してしまった村。そして絶望的状況の中でも明るく前向きに生きるヒマラヤの民の姿を多くの日本人に伝えたい」と今回、映画製作に初挑戦した。映画づくりのために足繁く現地に通うことにより、継続的な支援ができること、そして完成した映画で村の実情を内外に伝え、復興という長いプロセスを長期的に支援できるとの思いで、今回は写真ではなく、映画を選択したという。
当日は上映後に石川さんによるトークショーも行われる。テーマは『本当の幸せとは何か』。極限の状況の中でこそ、人間の生き方の真価が問われると石川さん。ほかに音楽ユニット『はなおと』のミニライブも。
22日上映会のチケットは町田市民ホールの電話(【電話】042・728・4300)または窓口のほか、和光大学ポプリホール鶴川の窓口で。各300人。700円。イベントの問合せは鶴川ショートムービーコンテスト実行委員会へ(【メール】smctsurukawa@gmail.com)。
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