警視庁町田警察署(岩下悦男署長)の武道始式が6日、同署5階の道場で開かれた。武道始式は、同署署員たちが地域の治安維持を目的に日々取り組む訓練の成果を披露するために行われる年頭の恒例行事。
昨年度の町田署管内は、地域で連携した町ぐるみの対策が功を奏し、交通事故発生件数、刑法犯認知件数ともに減少となった。岩下署長は「一方で、振り込め詐欺などの特殊詐欺は認知件数と被害額が急増している。犯人グループのアジトの摘発や、高齢者に対する働きかけと金融機関窓口での声掛けなど、官民での連携強化に取り組み、より一層の犯罪抑止・検挙対策を推進していきたい」と話し、「また2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けた諸対策を推進し、テロ等の対策を万全に、どこよりも安心・安全の街を目指したい。本日は署員として日々の稽古で培った力を発揮するように、気迫にあふれた試合を披露してほしい」と訓示。署員は石阪丈一町田市長ほか来賓者の前で、同僚の声援を受けて白熱した真剣勝負を繰り広げた。
柔道、剣道は有段者7人ずつの高点試合で競われ、ハイレベルな技の掛け合いや、剣さばきに会場から歓声が沸いた。合気道演武では、女性署員を含む有段者7人が日ごろの鍛錬を披露した。また、同署道場に通う小中学生による少年柔道と少年剣道の紅白試合も行われ、将来を担う若者たちの一生懸命な姿に、場内は惜しみない拍手と笑顔に包まれていた。
町田版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|