町田市町内会・自治会連合会の会長を務める 安達 廣美さん 小山町在住 66歳
常に、いい体制でありたい
○…町田市制とともに、60周年を迎えた町田市町内会・自治会連合会、通称『市連』の会長を務める。約10万世帯が加入する、全部で311の町内会・自治会で構成される10地区の地区連合会を統括するのは容易ではない。「それぞれの地区でカラーがあるが、住む町を良くしたいという思いは同じ。個別に動いていたものを同じ向きにしたかった」。コミュニケーションと体制づくりに尽力。反発もあったが自分の思いを訴え、連携が取れるようになってきた。「今の状況が100%ではない。皆で意見を出し合い、常に一番良い形を目指していければ」と、何年も先を見据える。
○…福島県出身。活発な少年時代、中・高は野球や空手に打ち込んだ。大学進学を機に上京。同時に憧れていた芸能の道にも進む。「裕次郎が好きでね。劇団の面接官の前でアカペラを歌うも『君は演劇から入った方がいいね』と言われたよ」と回顧。「今では飲みの席で歌うくらいかな」
○…本業は建築会社の社長。大学卒業後、紆余曲折ののち橋本の建材問屋に勤め、しゃかりきに働いた。46歳で横浜の所長に栄転が決まったが、その送別会の席で辞意を表明。ついてきてくれる部下たちのために、新会社を立ち上げた。「忙しすぎて、今、会社の方は任せきりだけど」。別会社に”修行”に出ている長男の成長も頼もしい。
○…「今年度の防災マニュアルづくり」「60周年記念誌づくり」「近隣の大学・専門学生の力を借りたロゴマークづくり」「地域住民の自治会加入促進のための不動産協会との連携強化」―。やらなければならないことは沢山ある。「自分一人じゃ何もできない。周りの皆に支えられているよ」。人と人との触れ合いを大切にして、今、一番適した方向に舵を取る。
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