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150年紡ぎゆく信仰行事 日蓮聖人の御召服を奉納する武相講

文化

掲載号:2018年4月26日号

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御召服を前にお経を唱える参加者(22日)
御召服を前にお経を唱える参加者(22日)

 池上本門寺の日蓮聖人の祖師像への御召服を奉納するために22日、能ヶ谷にある蓮清寺(梅本玄修住職)で、奉納に先立ち御召服を披露し祝う、披露大題目が執り行われた。御召服は代々、町田市東部から川崎市西部を地盤とした『武相講』が引き継いできた。来年は奉納150周年となる。

 武相講と池上本門寺の関係は江戸期のころからと言われ、武相講は元々、仏前に供える花を奉納している講だった。池上本門寺には祖師像が祭られ、春と秋には御衣を着せる習わしがあり、「お召し講」と呼ばれていた。江戸期は法華経を信奉していた紀州の松平家が務めていたが、明治となり廃藩置県などもあり、その役目は武相講へと引き継がれた。1869(明治2)年から今日まで毎年、春と秋の2回、御召服は武相講が縫い、奉納している。

 武相講は町田、相模原から川崎にかけての旧15村で構成され、そのうち能ヶ谷を含む6村が夏御召服を担当し、日蓮宗開宗の日である4月28日に「麻衣」を奉納し、9村が冬御召服を担当し(冬講中が15村という説もある)、日蓮聖人の命日の前日にあたる10月12日に「絹衣」を奉納する。

 今回は4年ぶりに能ヶ谷講が担当。蓮清寺の敬信殿には奉納前の御召服が吊るされ、周りには曼荼羅が掲示された。曼荼羅の一つは松平家(徳川)から引き継いだ際に拝領した、葵の家紋入り七条袈の生地の一部を使用し表装した曼荼羅(1972年、御召服奉納100周年記念としてつくられたもの)で、その由来なども解説された。

 御召服は28日(土)に本門寺に奉納され、日蓮聖人の祖師像に着せられる。この日は千部会といって日蓮聖人が初めてお題目を唱えた日として、多くの信者が参集する。披露大題目のお経を唱えた梅本明宏副住職は「節目の来年にしっかり引き継げるよう奉納して参ります」と話していた。

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