町田市は保育コンシェルジュによる「保育園・幼稚園選び講座」を今年度も開催している。今回は市独自に講座参加者へ向けて「保育園・幼稚園利用意向調査」を実施。保育コンシェルジュの講座参加者にこうした調査を行うのは全国で初めての試みだ。
保育コンシェルジュとは公立保育園の園長を経験した専門の相談員のこと。各家庭の状況に応じて適切な保育施設やサービスを選ぶための情報提供や相談・助言を行っている。主な相談内容は保育所などの選び方や育児に関することだ。
「保育コンシェルジュによる『わが家にあった保育園・幼稚園選び講座』」は不安や疑問を少しでも解消し、各家庭に適した園を選んでもらうことが目的。担当者によると「2017年度の講座には、保育園・幼稚園への入園を検討している386組が参加して好評を得た」という。
内容は「どこで、どのような手続きをすればよいか」「保育料がどのように決まるのか」といった入園の仕組みから、見た目や評判だけで判断しない、直接園長先生と話してみようなどの保育園・幼稚園選びのポイント。また認証保育園・認可外保育園・一時保育・休日保育・ファミリーサポートセンターなどの施設の種類と特長、保育内容など多岐にわたる。
今から間に合う今年度の開催は6月15日(金)子どもセンターつるっこ、20日(水)子どもセンターまあち、27日(水)木曽子どもクラブきそっち、29日(金)子どもセンターただON。各午前10時半〜正午。予約不要で直接会場へ。7月以降は市のホームページなどで案内され、10月にかけて行われる。
今後の参考のために
全国初となる保育コンシェルジュの地域講座「わが家にあった保育園・幼稚園選び講座」に参加した人への保育園・幼稚園利用意向調査項目は次の通り。【1】利用希望施設、【2】利用開始年齢、【3】育児休業の取得予定(就労されている人に対して)、【4】施設へのアクセスや保育料、方針などから選択する園選びで重視する項目、【5】幼稚園一時預かり事業の利用希望時間、【6】送迎保育ステーションの利用意向、【7】町田市の待機児童対策に対する意見など。市子ども生活部保育・幼稚園課によれば、今回行う調査の結果は今後の保育サービスの参考にするという。
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