「歌うことは健康にとてもよいのです」と話す音楽療法士で精神保健福祉士の植村麻紀さん。ピアノカフェショパンで開く歌の会には60〜70代を中心に上は90代までの歌好きが集まる。「声を出すことは体のためによく、血行もよくなる」と。
また、いい仲間との出会いの場でもある。ここに来ることを楽しみにリハビリに励むメンバーもいるという。演歌、シャンソン、唱歌や童謡、流行歌など何でもあり。「リクエストも受け付けますよ。ジャンルを超えて、歌いたい曲をピアノの生演奏でみなさんと歌いましょう」と植村さん。５歳からピアノを始め、病院や施設で音楽療法等を行う傍ら、５年前からこの会を開き、自身も毎回楽しんでピアノを弾いている。植村さんの特技の一つが、歌う人のキーに合わせて即座に対応できること。その人に寄り添い、ペースを合わせて演奏する。
「けして無理強いはしませんので、聞きにくるだけでも歓迎します」。最初は遠慮していた人が「みんなと一緒なら」と勇気を出して立ち上がる姿には参加者からも自然と拍手がわき起こる。
自分が好きな歌を好きな人たちに囲まれて一緒に歌うひととき。シニア世代もまだまだ楽しめる。
【参加者募集中】
第１・３水曜はおしゃれな歌声喫茶「歌の小箱」、金曜はピアノソロで歌う「歌の翼」いずれも午後２時半〜４時。チャージ１０００円、ドリンク５００円。問合せはピアノカフェショパン【携帯電話】０７０・２１８５・１８８９岡さんへ。
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