行けども行けども、そのたびに新しいものに出会う街・町田に愛着を持ちつつある記者・ウエタがお届けする連載。今回は「小野神社」です。
平安時代の学者・小野篁(たかむら)を祭神とする小野神社。小野路の地は古代から鎌倉街道の重要な中継点の一つとして知られていましたが、972年頃(天禄年間)に武蔵国司として赴任した小野孝泰(篁の7代後の子孫)が、この地に祖先の小野篁を祀ったのが始まりとされます。
かつてこの神社にあった鐘は、文明年間に山内上杉氏と扇谷上杉氏が争った際、山内上杉氏の兵によって陣鐘として持ち去られ、現在は神奈川県逗子市沼間の海宝院にて梵鐘として使用されているそう。
四方を雄大な緑に囲まれた、高台にあるこの神社。1000年以上小野路の歴史を見守っていたのかと思うと、その時間の膨大さに圧倒されます。
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