今年の秋、待望の「南町田グランベリーパーク」がオープンする。注目される各種施設の中でも、目玉施設の一つが「スヌーピーミュージアム」だ。六本木にあった施設の約2倍の規模を誇り、緑あふれる環境を生かした魅力的なミュージアムとして新しく生まれ変わる。
昨年9月24日まで六本木に開館していた同館は、スヌーピーファンの聖地「チャールズ・M・シュルツ美術館」(アメリカ・カリフォルニア州)の、世界で唯一となるサテライトミュージアアム(分館)。世界中の新聞に掲載された人気コミック「ピーナッツ」やスヌーピーの魅力を貴重な原画や資料で紹介する。ここでしか手に入れることができないオリジナルグッズも販売予定。緑に囲まれた公園に面した館内にはさまざまなコンテンツが用意される。町田市が進める「えいごのまちだ事業」と連携し、子どもたちが楽しみながら英語を学べるオリジナルな企画にも取り組む。さらに、環境を生かしたアウトドア・プログラムも充実。
都市政策課の荒木勇生担当課長は「アメリカの本家ではワークショップスペースが充実し、地域の人同士のつながりが生まれていたと聞きました。六本木のミュージアムはワークショップのための空間が不足していて限定的な活動しかできませんでした。その分、町田ではそうしたスペースを確保し、市の英語教育プログラムとの連携を含めた地域貢献を本家同様にしていきたいと思っています」と話した。
生まれ変わる南町田
南町田グランベリーパーク・商業施設エリアの延床面積・店舗区画は、これまでのグランベリーモールの約2倍。市内外から多くの買い物客の来場を見込んでいる。
また鶴間公園も新しく生まれ変わる。コンセプトは「公園がひろがる・つながる・質が上がる」。スポーツエリアや樹林エリア、遊び場、多目的広場など、まさに老若男女が楽しめる設計になっている。ここでも、人々の自由な交流が期待される。同課の荒木担当課長は「人と人との交流を密にし、にぎわいを創出する。南町田を起爆剤にして市内の活性化を図りたい。さらに、隣接する横浜市や大和市などからの来訪も期待しています」と今後について話した。
駅名を改称・急行停車
2019年度中には最寄り駅の名称を現在の「南町田」駅から「南町田グランベリーパーク」駅に改称することが決定。これまで土休日のみだったが、平日も準急・急行列車の停車駅となる。
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