平和学習に力を入れている和光鶴川小学校で12月14日、同校4年生以上の児童と保護者に向けて核をテーマにした朗読劇と音楽劇が披露された。
広島原爆投下についての『ミサコの被爆ピアノ』は、爆心地からほど近い場所に残った一台のピアノを巡る、実話に基づいた物語。朗読のほか被爆ピアノ保全活動をする調律師の矢川光則さんが、広島から運んできた実物を前に被爆ピアノの話をした。続く『くじらのこえ なみのこえ』は1954年に太平洋・ビキニ環礁で被爆した「第五福竜丸」についての物語。当時乗組員だった大石又七さんと、約30年前の和光中学生との出会いも描かれる。この出会いがきっかけで、大石さんは模型造りを始めることになったという。
企画したピアニストの崔善愛(チェ・ソンエ)さんは「いまも核被害の連鎖が続いている。この危機感を子どもたちに伝えたかった」と話した。
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