町内の高齢者の健康づくりや、家に引き籠らないようにすることを目的に金森中央会館で週1回、「金森けんこう教室」が開かれている。毎回、30人から35人ほどの住民が、「町トレ」の映像に合わせて身体を動かし、気持ちの良い汗を流している。このほど開催2周年、100回を迎え、30日(水)にはそれを記念した会が開かれるという。
金森中央会館の管理委員長で同教室の代表世話役を務める大貫博さん(74)は2年前、町田市のリーダー研修を受け、「町トレ(簡単な筋肉トレーニング)」を町内に持ち込んだ。「ここ2、3年の間にカラオケ、麻雀、卓球、吹き矢と一気に会館サークルを立ち上げ、毎週延べ100人以上の参加者が集うようになりました。年間利用者も5千人から1万2千人ほどになりましたが、まだ近隣の会館よりは少ないです。もっと参加者を増やし、顔見知りを作りたい。町トレは健康のために必要なのはわかっているが、楽しいものでなく、飽きて辞めてしまう人もいる」と大貫さん。せっかく始めたからには3年は続けようと、町トレだけでなく、動画投稿サイト「YouTube」で全国各地の同じような筋トレ体操の映像を探し、プロジェクターで流すなどの工夫を凝らし、開催100回を達成した。「毎週違うことができるからね。体操の負荷が軽すぎても不満がある。多少きつめの方がみんな満足して、評判が良いようだ」とにんまり。
参加者の平均年齢は78歳。最高齢は88歳で、最高齢者と皆勤賞の2人を100回記念会で表彰するという。「町トレによる筋力アップはスタートです。3年目を迎え、ボランティア参加などを呼びかけて『心力アップ』にもつなげたい」と今後への意欲を述べた。
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