東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向け、町田消防署と町田警察署が連携し17日、町田駅前でテロ災害合同訓練を実施した。訓練は町田センタービル前の原町田大通りを封鎖し、関係者約450人、特殊車両など約30台が登場する大掛かりなものとなった。また数多くの市民が参加し、防災への意識を向上させる機会となった。
警察・消防のほか、町田市消防団、町田市民病院、南町田病院(D―MAT)、町田センタービル自衛消防隊、原町田六丁目町内会六生会自主防災隊、東京消防庁ハイパーレスキュー隊、災害時支援ボランティア、近隣の大学・専門学校など多くの機関が協力して行った演習は、町田センタービル前でテロ災害が発生し、多数の傷病者が発生したという想定で行われた。テロの犯人を追いつめる警察犬や、爆発物を取り除く処理班、迅速に応急救護を行うD―MATや町田センタービル屋上から避難者を救出するレスキュー隊などの、本番さながらの緊迫感ある演技に、見学者は固唾をのんで見守った。ボランティアで参加し、避難者役を演じた国士舘大学の新井崚太さんは「オリンピックの際にテロなどが起こる可能性があることを改めて実感した。こうした訓練をすることでテロを未然に防ぐことにも役立つと思う」と感想を話した。
第2部の市民参加型訓練では、見学者は東京消防庁音楽隊、カラーガーズ隊が演奏と演技を堪能。また災害疑似体験ができる防災体験(VR)車には長い行列ができていた。またハイパーレスキュー隊や消防・警察の特殊車両が展示され、ボディが左右に拡張し、最大8床のベッドを備えることができる特殊救急車「スーパーアンビュランス」など、普段見ることのできない珍しい車両に人だかりができていた。
町田版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|