町田版 掲載号:2019年6月6日号 エリアトップへ

町田市立博物館の館長に就任した 伊藤 嘉章さん 柏市在住 61歳

掲載号:2019年6月6日号

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「工芸」って楽しいんだ

 ○…「焼き物は生活を豊かにする」。そう考えて、日本の陶磁器についての調査や研究を重ねてきた。東京国立博物館などを経てこの春、初めて町田に赴任してきた。「版画にも言えることだけれど、工芸品の魅力は『入りやすい』こと。かしこまって鑑賞しなくても、素直に『きれい』とか『かっこいい』と反応しやすい」と魅力についてにこやかに話す。まずは目で見て楽しんで、感動して、知識や背景を知る。「他にはどんなものがある?」。その好奇心で、次の世界への扉が開く。

 ○…岐阜県の土岐市に生まれる。子どもの頃から、美濃焼はあまりに身近な存在だった。名古屋大学の2年後期、考古学を専攻にした。ゼミではまさにそのとき、自身の故郷で16世紀の陶磁器の発掘を行う予定だったのだという。「『ちょうどよかった』と言って先輩たちから任されました(笑)これがしかし、あとの人生につながってくるんです」と振り返った。

 ○…「にぎやかな街」というのが町田の第一印象だった。若い人だけではなくいろんな世代がいきいきとしている。「いま住んでいる千葉のほうは、山がない。山に囲まれて育ったので、どこか風景の中に忘れ物をしてきた感覚があったんです」。片道2時間の町田に来て2カ月、ゆるやかな丘が続くここの景色を気に入っている。

 ○…「崇め奉るような展示にはしたくない」。自分たちの生活に照らし合わせてみて、好きなものを一つ見つけてみる。それが二つ、三つと続く。なにかそれらの作品に共通な要素を見出す。時代背景や思想に触れる。トップダウンの教育的な展示ではなく、にぎやかで楽しい展示を目指す。「そうやって自分が好きなものの深い部分が分かると、本当に楽しいですよ」と満面の笑みを見せた。

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