使用した甘夏を手にする夏目さん
ジャム専門店を成瀬が丘で営む夏目ゆみ子さんが、このほど日本で初めて開かれたマーマレードの出来栄えを競う大会で金賞を受賞。「ジャムを作り続けた20年分の頑張りにご褒美がもらえた」とコメント。
英国で２００６年から始まったマーマレードコンテスト「ダルメイン世界マーマレードアワード＆フェスティバル」。
世界40カ国から３０００個以上のマーマレードが集まる英国を代表するこの人気イベントに愛媛県八幡浜市から入賞者が出たことをきっかけに、日本大会の誘致を同市が進めた結果、今年５月に開催が実現した。
この大会に成瀬が丘にあるこどものジャム専門店「こどもも」を営む夏目ゆみ子さんが出品し、プロの部・１種類のかんきつ類を使ったカテゴリーで金賞を受賞した。
夏目さんは短大で学んだジャム作りに魅了され、卒業後も趣味で作り続け今に至る。
「ジャムで賞を頂くこと自体が初めてなので、感慨深いものがあります」と丁寧に言葉を選びながら受賞を振り返る。
３年くらい前から英国の本大会に興味があったものの「エントリシートや説明文が全て英語なので、ちょっと出品にしり込みをしてしまって」と口ごもる。そのため日本初開催に諸手を挙げて喜び、早々に出品を決めた。
出来る限り地産地消を目指し、普段からジャムの素材となる野菜や果物はほぼ町田産。受賞したマーマレードも知り合いの農家に実っていた農薬不使用の甘夏を使用。酸味も強く味もしっかりしていたため、自身が心掛けているフレッシュなジャムが作れたという。
母親として子どもに安心・安全を提供したいとの思いをジャムに込める。「自分の子どもが食べているままを購入者の方に、これからもお届けしたい」と意気込みを語った
■こどものジャム専門店「こどもも」【携帯電話】０８０・３３９９・６２１５
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