日頃より、プラスチック廃棄の問題に取り組んでいる町田市消費生活センター運営協議会(小林好教会長)。各家庭で週2回出している燃やせるごみの中にプラスチックがどのくらいあるかを21人の委員が1カ月間調べ、その中で、自分の意思で減らせるもの、お菓子袋など自分では制御できないものを分けて、どれだけプラごみの排出を削減できるか調査した。
市民全体の燃やせるごみ排出量の平均は一人年間150kg、そのうちプラスチックごみは一人31kg。委員の中では、自分の意思で減らせるプラスチックごみは一人当たり年間で、レジ袋109枚、ポリ袋225枚、ラップ8箱(20m巻)分あった。
7月に町田市民フォーラムで開催された「まちだくらしフェア」では、その「使い捨てプラスチックの排出データ」を掲載し、また、海のマイクロプラスチック汚染について、ジャーナリスト・小林嬌一氏の講演会を開くなどして、来場者にプラごみ問題の重要性を訴えた。
小林会長は「啓発活動は一つの柱。自分たちで調べたものの方が説得力があります。来場者にもパネルにシールを貼ってもらい、自分たちがどれだけプラごみを排出しているかを自分たちの目で確認してもらいました。レジ袋の有料化などでエコバックの使用は増えていますが、ラップの使いまわしなどはまだまだ。しっかり啓発して、みんなができるところから削減していければ」と話す。
同協議会では毎月センターだよりを発行し、暮らしに役立つ情報を発信している。
町田版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|