8月1日からスタートした、パリコレッ!芸術祭2019。今年の目玉企画の一つが、町田を代表する二人の作家が初めてコラボレーションし、9月1日(日)〜16日(祝)に開催する「43万人の個展」だ。絵本作家の中垣ゆたかさん、イラストレーターの本田亮さんが巨大なキャンパスを縦横無尽に、市民と一緒になって43万人の街“まちだ”を描く。
今回の企画の大きなテーマが「一人ひとり、みんなが芸術家」。小さな子どもから大人まで、市民参加型で一緒に一つの作品を作る。その中心となるのが、町田在住の二人の人気作家。互いに面識はあったが、こうしたイベントを二人で手掛けるのは初めての試みだ。
同芸術祭を企画制作する「まちだはまちだプロジェクト」のイベント仕掛人、長田菜月さんは「町田パリオ念願の展示が実現。二人の作品を一挙に見ることができるだけではなく、誰でも参加できます」と話す。どんな「まちだ」が出来上がるのか、期間中日々変化していく作品にも注目が集まる。
「43万人の個展」というユニークなタイトルは、1970年代に町田で行われた伝説の市民祭「23万人の個展」をオマージュ。「想像力など、人を思いやる気持ちを大切にした画期的なイベント。コンセプトは人間力です」と本田さん。中垣さんも一言「頑張ります」と力強くコメントした。
スペシャルイベント
1日(日)は「ふたりと一緒に街をつくろう!」。7日(土)午前10時30分〜正午は、巨大な作品(駅前の町田パリオに掛かる懸垂幕)を一緒に描く予約制のワークショップを行う。飛び入り参加も歓迎。2〜3時はトークイベント。イラストのことや作家の仕事の裏話なども聞ける貴重な機会になる。
今月25日(日)まで、2人が描く街に参加できる作品を募集中。会期中に直接会場へ持ち込みも可能。いずれも参加無料。4階のイベントスペースは入場無料。午前11時〜午後5時(最終入場4時半)。詳細はHPで案内。問合せはパリオ管理事務所【電話】042・725・3710(月〜土曜午前10時〜午後6時)へ。
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