「ヘアドネーション」とは、髪や頭皮にトラブルを抱えた子ども達に、人毛100%のウィッグを贈るというボランティア活動のこと。近頃多くの女優やタレントが賛同し、注目が高まっている。市内で創業22年になるヘア ラパンジャ(長谷川オサム代表)は、4年前にヘアドネーションのNPO法人JHD&C(ジャーダック)の町田で初の賛同店(現在は市内に7店舗)となり、この夏には認定サロンとなった。
主な活動は寄付毛のジャーダックへの郵送代行とウィッグ製作費のための募金箱の設置。またヘアドネーション用のカットも請け負っており、これまでに約350人から、必要な31cm以上の髪の毛をカットした。「中には切るために髪を伸ばすという人も。大人も子どもも障がいがある人もみんな髪の毛は伸びます。自分も人の役に立てるんだと喜ばれています」と長谷川代表。「30cm伸ばすには3年以上かかります。みんなの思いが詰まった髪の毛を、セレモニー的に、大事に切らせていただきます」と話す。
この9月に森野から中町に移転した同サロン。その際に店頭に、売り上げの一部がジャーダックに寄付される自動販売機を設置した。「全国で48機、町田ではここだけです。募金箱にお金を入れるのは実はハードルが高い。これならジュースを飲むだけで気兼ねなく、また負担なく寄付ができます」と期待を込める。
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