金井商店会(林伸光会長)が、このほど加盟店の店頭で集めた募金を支援金として福島県の飯館村商工会へ届けた。そこにあるのは「商いをしている同じ仲間として少しでも力になれたら」という思いだ。
東日本大震災後から募金活動を続けている同商店会。これまでは陸前高田市などへ支援金を送ってきた。今年は役員会での議論を経て「大震災から8年を超え、今でも村への帰還が20%ほどという飯館村の商工会を応援しよう」と全員一致で決定。
9月14日、新幹線の福島駅から信号の少ない道を車で約1時間、役員の一人である猪俣利光さんが商店会を代表して飯館村を訪問し、支援金(10万円)を届けた。飯館村商工会では菅野一廣会長らが迎え、今後もいろいろなことで連携する約束をして互いの絆を深めた。
「帰村して頑張って商売をしている方々もいろいろと大変な中、元気で明るく働いている姿に驚かされました」と猪俣さん。村内を案内され商店が点在している飯館村は、各店がエリア内に散在する金井商店会と似た部分もあると感じたという。また、若い人々がアイデアを出し合い、他地区の商工会と協力して活性化に励んでいる姿に「この地方の方言で真面目や実直の意味がある『までい』の生き方を見た」と話し、「飯館村に少しでも戻られる方が増えることを願い、これからも何ができるかを考えていきたい」。
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