町田市は、市で実施する成人健診やがん検診などの受診率を向上するため、市内の学生がデザインした新しいポスターとリーフレットを作成。10月1日から、市内の路線バス車内にポスターを掲示し、医療機関や市の施設でリーフレットを配布された。
町田市の健診等の受診率(2018年度)は40歳〜74歳が45・6%、75歳以上が53・4%と決して高くない。市は受診率を上げるためのポスター制作に、今年6月に市内のデザイン科を有する大学・専門学校にデザインの募集を呼びかけ、町田・デザイン専門学校が賛同。同校の学生から24作品が応募され、一般投票により2年生の須藤(すとう)美咲さん(=写真)の作品が最優秀作品に選ばれた。投票は、7月に行われた「まちだくらしフェア」中や、同時期に市庁舎1階のイベントスタジオで実施された。
須藤さんは「健康なあなたでいてほしいから」というキャッチコピーと、かわいらしいクマのお医者さんのキャラクターを全面に押し出し、病気から連想するマイナスのイメージではなく、やさしい雰囲気を表現。「高齢者だけでなく、小さな子にもプラスのイメージを印象付けたかった。ポスターを見て、少しでも多くの人が病気について考えて、健診に行く人が増えてくれれば」と話した。
高齢者がよく利用する市内を走る小田急バス・神奈中バスの車内や市内の施設など約700カ所にポスターが掲示され、町田市医師会・歯科医師会・薬剤師会加盟の各医療機関や薬局、各高齢者福祉センターや市民センター、駅前連絡所など市の施設でもリーフレット約15000部が配布。
町田版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|