後楽園ホールで10月10日に行われたボクシング日本ライトフライ級タイトルマッチは、市内在住の高橋悠斗選手(協栄スポーツクラブ内にあるK&Wボクシングジム所属/横浜市緑区)が初挑戦でベテランの堀川謙一選手を判定で下し、新王者の座を掴んだ。
「一発(パンチを)もらっても三発返す作戦だった」と試合後に明かしたように、高橋選手は1ラウンドから積極的に前に出て、堀川選手に対してパンチを繰りだした。試合途中で公開された採点では堀川選手をリードしていることが分かり、「悠斗いけるぞ」「このままいけばチャンピオンだ」などと激励の声が会場内を飛び交った。しかし、その後はリードを許しても冷静だった堀川選手のボディブローが高橋選手の脇腹をとらえ、苦しい表情を見せる場面もあった。「悠斗、全部出し切れ」とトレーナーの叱咤激励と共に迎えた最終10ラウンドは、最後まで連打で相手と打ち合った。
試合終了後、「95―95」「96―94」「97―93」と採点が読み上げられ、「新チャンピオン高橋悠斗」と、自身が新王者になったことが告げられた瞬間、高橋選手はリングに膝をつき喜びをかみしめていた。チャンピオンベルトを巻いた後の勝利者インタビューでは、「ここまで来られたのも皆さんのおかげ。本当にありがとうございました」と会場で声援を送っていたファンや関係者に感謝の気持ちを伝え、「2年くらいをかけて、世界のレベルに到達できるように精進したい」と今後の抱負を口にした。
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