町田版 掲載号:2019年11月21日号 エリアトップへ

指揮者の芝岡さん 世界の舞台で2位に 国際吹奏楽指揮コンクール

社会

掲載号:2019年11月21日号

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「この経験を生かして地元町田に恩返しがしたい」
「この経験を生かして地元町田に恩返しがしたい」

 ポーランドの首都ワルシャワで10月23日〜27日に開催された国際吹奏楽指揮コンテストの「ワルシャワ吹奏楽指揮コンクール2019」で市内金森在住の芝岡愛貴(まなたか)さん(50)が2位に入賞した。一つの区切りとして挑んだ初めての舞台でつかんだ大きな栄冠。喜びとともに、今後はこの経験を生かして地元の力になりたいとその思いを語った。

 オーケストラの指揮コンクールと違い、吹奏楽の指揮コンクールはまだまだ珍しい。ヨーロッパでも2番目という今回の舞台にはイタリアやスペイン、フランスなどの欧州、アジア諸国から出場者が集まった。書類選考を通ったのは20人。入賞するためには、第1、第2、ファイナルの各ステージを勝ち上がる必要がある。初めてのコンテスト出場、しかも海外。それでも「緊張感はありましたが、緊張はしませんでした」と芝岡さん。「誰にも負けない」。この日のためにやってきたことにはそれだけの自信があった。

 第1ステージはピアノ2台を指揮。課題曲は指揮者としての基本が見られる難しい曲だった。次のステージに進めたのは12人。ここで初めて11人の小編成のアンサンブルを指揮する。6人に絞られた最終ステージでは30人の吹奏楽団を前にタクトを振り、言葉の通じない団員とのコミュニケーション能力も発揮して2位に。「持てるものを出せた満足感はあったが一番になりたかった」と悔しさをにじませる。

 出発前、恩師からは「音楽をしてこい」とはっぱをかけられた。“音を出さない音楽家”と呼ばれる指揮者。指揮台は絞首刑台に例えられるほど孤独で怖い場所である一方、楽団を指揮することで天狗になりがちだが、芝岡さんは「演奏をしていただけないと自分は何もできない」と話す。実は音楽から離れた期間がある。40歳のとき交通事故に合い、1カ月の入院生活で自身と向き合った。「もう一度、本気で勉強をしたい」。その答えにたどり着き、一直線に進んできた。一つの結果を残した今、生まれ育った町田に恩返しがしたいという思いがある。「吹奏楽の良さをもっと広めることができたら」。家族の支えに感謝しながら、次のステージを目指す。

タクトを振る芝岡さん
タクトを振る芝岡さん

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