第10回全国少年少女チャレンジ創造コンテスト(=チャレコン)が11月30日、東京工業大学(目黒区)屋内運動場で行われ、町田市少年少女発明クラブ(康井義明会長)の小学生3人組2チームが、金賞となる「文部科学大臣賞」、銀賞となる「発明協会会長賞」を獲得する快挙を成し遂げた。
チャレコンとは、自分たちで制作した「からくりパフォーマンス」を行う山車(だし)と、山車と連結してパレード走行を行う動力車を設定時間内にゴールまで走らせ、その走行とパフォーマンスを競うもの。メンバーは作品の工夫点やパフォーマンスの内容をPRし、そのプレゼンテーションも評価される。各都道府県全543台の中から予選を勝ち抜いた60台が参戦し、町田からは代表車2台が出場した。
3人一組で、前岡里奈さん(藤の台小6年)、池田幸歩さん(町田二小5年)、大屋このみさん(忠生小4年)からなる「kinako」と岡田日央里さん(鶴川三小4年)、横濱有紗さん(つくし野小3年)、柏木万璃さん(南つくし野小3年)が組んだ「どんぐりモモンガ」。いずれも女子の2チームで、それぞれ”やさしさ”と”かわいらしさ”をコンセプトに「チューリップと親指姫」と「夢の森」をテーマにしたからくりを施した。2チームともプレゼンテーション・走行ともに制限時間の1分間を十分に使いながら、それぞれのからくりを成功させる見事なチームワークを発揮。結果は「どんぐりモモンガ」が午前の予選1位の「kinako」を逆転して優勝、文部科学大臣賞に輝いた。「ひとつでもミスがあればタイムオーバーになりかねない、勇気ある挑戦に拍手を送りたい」と同クラブ。どんぐりモモンガの横濱さんは「最後まで名前が呼ばれずドキドキでしたが、よかった」と話した。
金賞は文部科学大臣賞と特許庁長官賞の2種類あるが、同クラブが文部科学大臣賞を取ったのは2010年の第一回大会から9年ぶり。「町田の伝統を生き返らせた価値あるダブル受賞」と関係者は喜んでいる。
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