NHK大河ドラマの新たな作品「麒麟がくる」が1月19日(日)から放映される。同ドラマは戦国時代から安土桃山時代を生きた武将で大名であった明智光秀の生涯を描く。その光秀にまつわる書状が町田市内にあった。
明智(惟任(これとう))光秀が小畠左馬進(さまのしん)という武将に送った今でいう手紙や書簡にあたる書状を所有するのは一般財団法人太陽コレクション(山中泰久代表理事) 。
書状は天正4年(1576年)6月13日に書かれたもので、光秀が病を患った際に左馬進が飛脚を飛ばして書状を送ってくれたお礼とあわせ、普請番などの役目を一生懸命務めている様子に満足していること、また引き続き努力を怠らない旨が記されている。
山中代表は約30年前から織田信長をはじめ豊臣秀吉、徳川家康ほか戦国武将ゆかりの書状や書画、武具、茶道具などの史料を集め、コレクションは現在600点を超える。
収集のきっかけを「史料を通じ戦国時代の武将たちの勢力分布や思惑が、より現実味を帯びて感じることができる」と話す。この書状のほかにも光秀の史料3点、女婿の秀満の史料3点を所有。
これらのコレクションは大河ドラマの影響もあり、九州をはじめ大阪府や岐阜県などの博物館への貸し出しが決まっているという。
今春に開館予定
現在、所有するコレクションを戦国史に興味をもつ多くの人に見てもらいたいと 「泰巖(たいがん)歴史美術館」を中町1丁目に建設中。美術館名の泰巖は織田信長の戒名である「総見院殿贈大相国一品泰巖尊儀」に由来するもので、泰然自若として威厳があることを意味する。
美術館の見どころは、1階、2階部分を吹き抜いて設置した織田信長が建造した安土城の実寸大の天守復元で開館を3月22日(日)に予定。
美術館の詳細・問い合わせは【電話】042・726・1177まで。
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