特殊詐欺の被害が止まらない。町田警察署の集計によると管内における2019年の特殊詐欺被害件数は104件、被害総額は約2億2千万円だった。今年は啓発活動や金融機関、コンビニATMでの声掛けにより被害件数18件と昨年同時期より12件減らしているものの、高額の被害が続き被害額はすでに約1億1400万円に上っている(3月18日現在)。
電話で、巧妙な語り口で迫る犯人。町田警察署では家の固定電話に出ない、留守番電話や迷惑電話防止機能を設定、登録していない番号や知らない番号には折り返さない、そして「電話番号を変えることも被害に遭わない方法です」と呼びかける。布施賢而署長は「犯人グループは市内に入り込んでいます。通報させないよう、電話を掛けている最中に訪問する事例が増えています。署員だけでは手が届かない。地域の人の目が大切です」と話し「異変があれば、まず110番、そして周りの人に相談を」と言葉を強める。また防犯協会の山下幸光会長は「新型コロナウイルスなど不安な情勢の中で、還付金の話などが出た際に信じてしまうこともある。普段から家族とコミュニケーションを取って欲しい」、自治会・町内会連合会の安達廣美会長は「自助、共助とともに”近助”が必要」と今こそ町内会などの近所の付き合いが大切と説く。
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