(公財)東京都体育協会表彰がこのほど行われ、市内からは「生涯スポーツ功労者」に町田市体育協会副理事長の西井義昭さん(78)が、「生涯スポーツ優良団体」に町田市ラグビーフットボール協会(森雄一郎会長)が選ばれた。
この表彰は体育・スポーツの普及と発展に貢献した個人、団体の事績を称えることにより、体育・スポーツの振興を図り、競技力の向上と生涯スポーツの発展を目的としている。例年、都内の会場で表彰式を行ってきたが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため郵送による表彰状等の贈呈のみとなった。
市体育協会の西井さんは同協会理事を10年ほど勤め、3年前から副理事長に就いている。1986年に発足した町田市弓道連盟の立ち上げから携わり、会長職を経て現在は顧問を務める。市制30周年記念事業の一つとして1990年に建設され、新たに弓道場が造られた総合体育館に活動の場を移し、体育館の歴史とともに生涯スポーツとして弓道を多くの市民に親しんでもらうよう尽力してきた。西井さんは「市民のため、自分のために続けてきたことが認められよかった。皆様に感謝します」と話した。
市ラグビーフットボール協会は日頃より、市内で開くラグビー教室を通じて児童らへの普及啓発を行っている。3年前から市のホスト国である南アフリカとの交流のため、子どもセンターなどでの体験会や、日本でラグビーW杯が行われた2019年は市がナミビアのキャンプ地となり、その準備やイベントに協力するなどして普及に努めた。現在100人の児童が参加している。
教室の特徴として「ラグビーボールを使って楽しむ」ことに重きを置く。勝ち負けにはこだわらず「周りのみんなを助ける」「コミュニケーション能力を高める」などのラグビー特有の精神を伝えている。森会長は「青少年育成を盛り上げていくところを評価されたと思う。今後も地元のキヤノンイーグルスと協力しながら地域貢献をしていきたい」と述べた。
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