文化芸術に親しむ心は人間の社会生活において心の養生に繋がる大切なもの―。町田茶道会(高野宗佳会長)は9月20日、「お茶席の設えを楽しむ会」を町田市文化交流センターで開いた。
「450年の歴史ある文化、茶道の世界も新型コロナ禍には慎重を期すことが第一」とお茶や菓子を出さない特別企画は申込制で3回各10人に人数を制限するなど安全を重視して行われた。「亭主が客をもてなすのに一服のお茶とお菓子はもちろんですが、席の道具の取り合わせで何を伝えたいか、その取り合わせで亭主の想いや、客もまたそれを味わうことで主客の心に共有する心がお互いに伝わりますから」と高野会長は説明する。
会場の山吹の間では三密を避けながら亭主を務めた青木宗裕氏が道具の取り合せの説明をした=上写真。隣の展示室には、研修で同会会員が益子で作陶した茶碗や、珍しい古帛紗を持ち寄り展示。来場者らは目で、心で茶道文化に触れた。「抹茶を頂きたかったとの声もありましたが、半年ぶりのお茶会のムードを味わって頂けたようです」と同会。
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