南大谷小学校前にある町田福音キリスト教会(馬場一朗牧師)に12月の日曜日、フランス出身で日本在住のテキスタイル作家、林アメリーさん(87)のキルト作品が展示される。
現在の教会堂に2011年に建て直した同教会は、来年リニューアル10周年を迎える。それを記念し、2021年10月に林さんの個展を企画。そのプレ企画として今年12月6日、13日、20日、27日の各日曜日に着物生地のタペストリーが飾られ、正午から午後2時まで、感染症対策を施した希望者が観賞できる。
和服に魅了され来日
パリでクリスチャン・ディオールやギ・ラロッシュなどのオートクチュールのアトリエに所属していた林さん。日本橋三越のアトリエでの裁断・洋裁技術の指導者として1963年に来日。本場オートクチュールの技術を戦後の日本で初めて指導した。1970年に建築家の林寛治氏と結婚し、それからずっと日本で暮らしている。
林さんは日本人女性の和服姿、着物生地の華やかさや奥深さに魅了され、古い着物生地を組み合わせた芸術性の高い布作品を製作するようになった。全国各地での個展やグループ展に出展された繊細で独自性の高い作品の数々は評判となり、東京国際キルトフェスティバルに招待されたことも。
個人的な繋がりから
林さんの作品や人となりに惚れ込み個人的に交流するようになった教会員の一人が、10周年の企画にと展示を依頼し、快諾されたという。東京五輪やクリスマス、コロナ終息を願うものなどをデザインした作品が揃う。
観賞するには前日までの電話予約が必要。問い合わせ、予約は同教会【電話】042・785・4446へ。
町田版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|