全国暴力追放運動推進センターや警視庁が主催する「令和2年全国暴力追放中央大会」が11月26日に明治記念館(港区)で行われ、町田警察署暴力団排除協議会(暴排協)の大滝睦男会長(74)が金章を受章した。
全国で暴力追放に尽力した個人や団体を表彰する同大会。今年は98人、14団体が表彰され。このうち金章は12人、都での受章は唯一、大滝会長だけだった。
森野にある不動産会社「朝日工営(株)」の代表取締役を務め町田警察署の暴排協の設立に携わり、2008年から2代目会長に就任。会員数は個人、団体含め186。それぞれ市内の不動産業や銀行・郵便局などの金融業、飲食業、パチンコ業界など暴力団と接点が多い業界に属している。
会長として暴力団追放活動に尽力し、その功績を称えらえ11年に銅章、16年に銀章を受章しており、今回が3回目。また14年には警視総監感謝状(暴追功労)表彰も受賞した。
暴力団の不当要求に屈しないために
また会員とともに、各企業に暴力団に屈しない不当要求防止責任者の選任を勧め、その講習会を企画したり、町田警察署と協働で市の中心市街地をパトロールし、暴力団やその予備軍である若者たちの行動に目を光らせてきた。
さらに振り込め詐欺が暴力団の資金源になることから、町田署の生活安全課と連携して年配者向けに紙芝居で啓蒙する活動を行うなど、地域安全の強化に尽力してきた。
受章に際し大滝会長は「地域の安全を守るには、住民が自分たちの町を守るんだという強い意識が必要。我々は裏方として警察と連携しながらしっかり啓発し、安心・安全なまちづくりを進めていきたい」と感謝の言葉と共に力強いメッセージを発した。
東京都宅地建物取引業協会副会長も務めるなどし、長年にわたる宅建業の功労を称えられ、11月3日には黄綬褒章を受章している。
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