(PR)
面白いからやっている喜んでもらえるから楽しい
自宅近くを流れる川の汚れが気になり、週末にゴミ拾いを始めた。いつしか仲間ができ、定期的に活動するように。清掃活動の後には舟に乗ったり、釣りをしたり。「楽しんでいる姿を見て子どもたちも手伝いにきます」。笑顔の輪の中心にいて、一番楽しんでいるのは自分かもしれない。
頭の中には常にいろいろなアイデアが浮かぶ。「警察物のドラマを見ていて防犯カメラが犯人逮捕につながる。なのになんでカメラを設置している家庭が少ないのだろう」。自宅と地域を見守る「見守りカエルカメラ」のシステムを考案。利用しやすいように個人宅ならカメラ2台と録画用レコーダーで月額2980円に抑えた。工事費やメンテナンス無料でカメラ代もかからない。警告板の上にはケロちゃんと名付けたオリジナルのカエル人形が乗る。今年から本格的にスタートさせるために準備を整えてきた。NPOを立ち上げて3年。2025年までに団体の知名度を上げ、10年以内には「見守りカエルカメラ」のケロちゃんを全市民の1割にまで普及させたいという明確なビジョンを持つ。
面白いシステム作る
「いろいろな人に助けられて今の自分がある」。大げさかもしれないけれど、恩返しという気持ちが原点だ。面白いシステムを作れば人々が参加してくれる。アイデアを盗まれることもあるが、それでもかまわない。まねされるのは、それが良いものだから。活動が広がり、それで恩恵を受ける人が増えるならいつだって大歓迎だ。
そんな自分にも敵わない相手がいる。いつも冷静な判断を下し、大抵のことでは驚かない妻。活動が認められ、多くの人からもてはやされても「ふーん」という感じで返す。いつか最愛の妻に「すごいね」と言わせたい。もしかしたらバイタリティーあふれる活動の原動力はすべてそこにあるのかもしれない。
|
|
|
|
|
|