(PR)
2021年に必要な強さを探る 泰巖(たいがん)歴史美術館 今こそ戦国時代に学ぶべき
コロナ禍で厳しい時代を迎えた2020年、新たな年に必要なのは強い気持ちと戦う心構え。戦国時代を生きた武将たちに今こそ、多くのことが学べるはず。多くの史料をもつ一般財団法人太陽コレクションの山中泰久代表理事に、戦国時代の武将の強さについて話をきいた。
「いつ殺されるかもしれない」けれども実力と才覚次第で出世、さらには天下をつかむチャンスが誰でもあった戦国時代に生きた武将たちの強さを山中代表は「各人が信じる平和を目指す信念の強さにあったのでは」と話す。なかでも足利義昭を京都から追放した後に全国統一(制覇)を目指した織田信長を「何者にもとらわれない自由な発想をもつ」と絶賛する。
歴史に名を残した武将らの知恵、駆け引きなどが同美術館にある書状から垣間見える。
信長の力強さ
信長の先進性の象徴ともいえる安土城は、当時の城の概念を逸脱した絢爛豪華な城であった。
美術館1階から2階にかけて復元された実物大の安土城天主閣からも、その豪壮さは伺える。
山中会長は「信長のスケールの大きさと力強さをまじかに触れ体感することで、この困難に、ぜひ立ち向かう強い気持ちを得てもらいたい」と激を飛ばす。
新春にふさわしい絢爛豪華さ
織田信長が天正4(1576)年に築城を命じ、3年がかりで完成した安土城の天主閣を同美術館では1階、2階部分に原寸大で復元。
朱塗りの赤、純金仕上げの金の鮮やかさを見事に表現しており、美術館一の見どころだ。
ちなみに赤色も金色も新年に相応しいハレ(晴れ)の色。
縁起の良さや高貴で豊かさを示す色ともいわれる両色に触れることで、新たな年への一歩を踏み出す際のやる気や自信、勇気を満たす効果も期待できる。
戦国時代の名だたる武将たちが夢中になった「茶の湯」。なかでも織田信長は後に豊臣秀吉が「御茶湯御政道」と名付けた茶の湯と政治を固く結びつける仕組みを上手く利用し、部下との信頼を上手く築いたといわれている。
戦国武将にとって茶道具は実用品であるとともに、所有していることが権力の象徴になるステータスシンボル。信長はこのステータスシンボルということに目をつけ、手柄を立てた部下に集めた名物茶器を惜しみなく贈り茶会を開く権利も与えた。自らの功績と信長との関係性を他の武将らに誇示するには十分すぎるほどの品と想像できる。
その信長が「茶頭」としてとりたてたのが「わび茶」を大成した千利休。信長に次いで天下人となった豊臣秀吉と茶の湯の黄金時代を築いたことは有名。
同美術館では利休の茶室が再現され、利休ゆかりの品ほか長次郎の茶器などを存分に見て楽しむことができる。
|
|
|
|
こどもタウンニュースまちだ2月29日 |
|