一般社団法人町田青年会議所の第54代理事長に就任した 伊藤 秀俊さん 金森在住 39歳
選ばれる街となるために
○…20歳から40歳までの若き経済人が集まり、街づくりや地域活性化活動に取り組む団体、町田青年会議所。新年から第54代目のリーダーになった。今年度のスローガンは「今を超えろ 新たな景色へ」。これまでの殻を破り、いろいろなパートナーと手を結びながら国際社会の共通目標であるSDGs(持続可能な開発目標)を町田に根付かせたいと意気込む。
○…高校生のときに見た短編映画に感動して「人の感情を揺さぶるような作品を作りたい」と日本大学芸術学部へ進学。学生時代のバイトが縁でテレビ局に就職した。バラエティ番組の制作を担当して経験を積む。「バラエティといえど、作り込みは徹底的だった」。フロアディレクターとして場を盛り上げるための空気づくりなど、学んだことは多い。
○…祖父の代から続くうなぎ店の三代目。店を継いだ二代目にあたる母親が体調を崩し、親孝行の思いで31歳のときに店を引き受けた。店に立ってみると、小田急百貨店町田店の開業時から45年間ずっと支えてくれている地域の人への感謝の気持ちが芽生えた。青年会議所に入ったきっかけも、街を盛り上げるために頑張ることがそうした人たちへの恩返しになるという思いからだ。
○…「何でもあるけど、何にもない」。俯瞰的な目で町田を見たときに感じる特徴。暮らす人や働く人たちに「選ばれる街、町田」となるためにはどうしていくべきか。コロナ禍で活動が制限される中、Webを活用しながら多くの人と一つのものに向かって進むことを目指す。勉強会等を通してメンバーの資質向上も目標に掲げ「秋ごろには街づくりをテーマにした事業を行いたい。そのころには笑顔でみんなが集まれたら」と祈るようにつぶやいた。
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