町田市議会(熊沢礼里議長)による令和3年(2021年)第1回定例会が2月19日から3月29日まで開かれている。今議会に提案された議案は予算が7件、条例が15件、その他報告などが8件。
一般会計補正予算案では歳入歳出に29億2801万6千円を追加した。予算総額は225億6894万1千円となる見通し。主な歳出としては、新型コロナウイルス感染症への対応として、全市民を対象にしたワクチン接種を実施。また、小・中学校や保育施設に対し、同感染症の拡大を防止するために必要な備品などの購入や支援を行う。国の第3次補正予算を活用し約22億円が充てられる。また、マイナンバーカード取得の促進や鶴川駅北口広場整備事業の用地取得を前倒しして実施する費用に充てる。ほか一般会計、特別会計事業の執行見込みなどに合わせた補正を行うと補正額合計は8億5521万8千円になる見込み。
都内自治体で初
条例案では、市職員の育児と仕事の両立支援を目的として「子育て部分休暇」を新設するための改正を行う条例が上程される。子どもが小学校に入学すると親は登下校に合わせて出勤時間を遅らせたり、帰宅時間を早める必要が生じる。子育て部分休暇を新設することにより、これまで未就学児養育のために活用されてきた部分休業(勤務時間の開始又は終了を1日2時間以内短縮できる制度)と同様の休暇を取得できるようになる。増加している共働き世帯のニーズに対応する形で都内自治体では初となる。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、傍聴席は閉鎖中。市議会はライブ中継や録画配信が行われ、町田市議会公式サイト(【URL】https://www.gikai-machida.jp/)で視聴できる。
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