町田青年会議所のSDGs推進委員会の委員長を務める 大滝 淳平さん 木曽東在住 35歳
子どもたちの未来のために
○…2030年までに達成すべき17の目標、SDGs(持続可能な開発目標)とは何か。推進委員会の委員長に就任し、真っ先に始めたのが学ぶこと。本を読み漁り、手探りで知識を吸収した。「人に何かを伝えるときに、そのことについていかに知っているかが大事」。仕事にも通じる自身の信条だ。取引先との商談の席では、自社の商品について誰よりも詳しくありたい。物事を理解し、知ることは何かを始める第一歩になる。
○…町田で生まれ育った生粋の”町田っ子”。町田の好きなところは「他にはない居心地の良さ」。少し足を延ばせば緑が広がり、いつでも自然に触れることができる。25歳のときにアメリカを旅した。「現地に13人もいとこがいて、訪ねて行くだけでシアトルからニューヨークまで全米を横断できた」。文化やスケールの違いには圧倒されたが、自分の住む街の良さも改めて感じた。
○…何よりも大切にしているのが、妻や2人の子どもたちと過ごす家族との時間。都会の喧騒を離れ、いつか家族と森に暮らし、マタギのような生活をしてみたいと半分本気で思っている。イノシシなどのジビエを使った料理が好きなことも理由の一つだが「生態系の維持や里山保全など、こうしたこともSDGsの達成に向けた活動につながるのかな」と笑う。
○…町田JCへは2018年に入会。人前で話すことが苦手だったが、今ではまとめ役になっていることに驚く。SDGsとの関わりも人として成長させてくれた。2030年には自分の分身ともいえる子どもたちも大きくなっている。現在取り組む活動もすべては未来のため。「子どもたちが自立して考えられるようになったときに、誰もがやりたいことをできる社会であってほしい」
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