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シューベルトの傑作歌曲集「白鳥の歌」全曲公演を行う 橋本 弦法(ふさのり)さん 鶴川在住 68歳 

掲載号:2021年6月24日号

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この世を去るまで歌い続ける

 ○…オペラ界の巨匠の地位にありながら、周囲からは親しみを込めて”げんぽう先生”の愛称で呼ばれる。トレードマークのひげと髪型で遠くからでも一目でわかる風貌。眼鏡の奥に光る眼が優しい。今月、町田市民フォーラムでシューベルトの晩年の歌曲集「白鳥の歌」の全曲公演に臨む。「20年前に歌ったが、以前とは違う思い、アプローチができると思う。久しぶりに曲に接し、新たな発見があったことも嬉しいね」

 ○…高校3年で進路に迷っていたときに、音楽の教師から声楽の道へ進んだらどうかと助言を受けた。それからは毎日、早朝と放課後に音楽室に忍び込んでピアノを弾き、独学で学んだ。音楽に対して全くの素人が、三浪して東京藝術大学音楽学部へ合格。「とにかく無我夢中だった。若いからこそできたと思う」

 ○…大学卒業後、講師として教壇に立ったが、知人から「大海に出ていく運命にある」と言われて世界を意識。イタリアへ行くつもりが、職を紹介されてドイツへ渡った。現地で3年間学び、オペラの歌劇場で専属歌手として舞台に立つ。25カ国から人が集まる劇団は「いい思い出なんか一つもない」ほど厳しかった。それでも発声について納得が行くまでは帰らないと6年間を過ごし、技術を身に付けて帰国。

 ○…ここまで築き上げてきた技術や経験を後世に伝えたい思いもあるが、歌うことを伝えるのは難しい。だから教えるより、若い才能を発掘することに力を入れる。そして、まだまだ叶えたい大きな夢がある。いつか宝くじを当て「橋本弦法オーケストラ」を作り、大きな舞台で今まで支えてくれた人たちへ恩返しをしたい。「歌うことを辞めようと思ったこともある。でも今はこの世を去るまで歌い続けたい」

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