春日神社(大蔵町)で8月31日、例大祭の前夜祭にあたる宵宮が行われた。コロナ禍で祭りや屋台の出店は中止となったが「神様をまつる行事は続けよう」と、大蔵はやし蓮によるお囃子のあとは、巫女による神楽「浦安の舞」が奉奏された。「浦安」とは「心の安らか」という意味で平和を祈る心の舞のこと。かつて古く「浦安の国」とされ風土が美しく平和だった日本の国名を想い、全国各地で奉納されてきた。本来は神前でのみ行われる神聖な神事だったが明治以降、一般の前でも披露されるようになった。
今年は、初めて神楽舞に挑戦した相木心結さん(鶴川二中1年)と久保奈津希さん(鶴川中1年)の中学生2人と、小学生の頃から同神社で舞っている大学生の福岡由唯さん(東京学芸大4年)、同神社禰宜の池田あゆみさんによる奉奏=写真。観覧に訪れた地域の人たちは、中学生の一生懸命な姿に目を細め、4人の息のあった優雅な舞に感嘆していた。また境内では春日ゆうき会による手作りの灯篭が奉納され、健康や厄払いを祈願した。
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