昨年コロナ禍で開催を見合わせた(一社)町田市文化協会(高野宗佳会長)主催の町田市民文化祭・秋の催しが2年ぶりに開かれる。同協会は「コロナ禍でも粛々と文化の灯を…このような時だからこそ笑顔や豊かな心を持ち続けたい」と2年連続の中止にはせず、感染症対策を万全にして開催することに決めた。
同協会に加盟する各団体が吟詠やフラ、民謡やシャンソン、舞踊、生け花、茶会、書道、絵画•写真、陶芸、人形、俳句、映画上映など「舞台」「展示」「文芸」の各部門ごとに日頃の活動の成果を披露する市民文化祭。2年ぶり、43回目の開催となる今回は、会員も来場者にも安心・安全なイベントを催行するため、準備に力を入れる。
研修事業で絆深め
同協会は9月11日、レンブラントホテル東京町田を会場に、研修事業として「江戸文化の伝統を楽しむ会」を開いた。加盟各団体の代表者が一堂に会し、それぞれの団体の紹介や演舞を披露し交流した。第2部では落語家・三遊亭らん丈氏のコーディネートのもと、寄席紙切りの林家楽一氏が登壇。鶴や馬など、スムーズなハサミさばきで切り絵を作り上げると、「パラリンピック」や「茶の湯」など観覧者からの難解な注文にも、冗談話を交えながら即興で応え、喝さいを受けていた。「研修事業は文化協会の存続意義に関わるもの。市民文化祭を控えた今、集まった会員同士、改めて伝統文化のすばらしさを確認することができました」と高野会長。「文化祭は『豊かな出会いを』をキャッチフレーズに、会員一同準備にいそしみます。感染症対策にも万全を期しますので、無理なく楽しんで頂ければ」
市民文化祭は10月6日(水)から11日(月)、会場は町田市民ホール。10日(日)には記念式典も開かれる。各部門のほか、いけばな体験や親子で俳句、新聞バッグを作ろうなどのワークショップ、バザー、野菜即売会など市民が参加できる催しも。
問合せは同協会【携帯電話】090・7946・5834
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