「認知症にやさしいまちづくり」の取組の一環で2012年から実施されている「RUN伴(らんとも)まちだ」。コロナ禍で昨年は中止となったため、今回が9回目となるRUN伴まちだ2021(土志田敏伸実行委員長)が10月3日(日)、動画配信という形で行われる。苦渋の決断でタスキリレーを中止としながら、オンラインでも認知症当事者やその家族、支援者、地域との繋がりを持ちたいという思いが込められている。
「RUN伴」とは、認知症の人やその周りの人たちが一緒にタスキをつなぎ、日本全国を縦断するイベント。タスキをつなぐという体験や出会いから、認知症への理解を深め、暮らしやすい地域づくりを提案することを目的に、2011年に北海道から始まり、全国へと広がった活動。町田市でも2年ぶりとなる開催の準備が進められてきたが、実行委員会は8月末、現在の状況を鑑み、タスキリレーを中止することを決定した。
直接会えなくても繋がる
タスキリレーの中止を受けて今年は「動画でRUN伴!全動画お披露目会」として、リレー参加予定者や医療・介護に関わる事業所などから送られたり、実行委員が撮影したりした「走って動画」と「活動紹介動画」をホームページ上で配信する。土志田委員長は「これまではタスキを繋げて、人と人の繋がりを広げてきました。しかしそうした繋がりを広げるのが難しい状況。今年は今まで繋がってきたものを振り返ってみるのもありかと思います」と話し、「直接会えなくても動画で今まで繋がってきた人たちの声を聞いたり、笑顔を見たりすることで嬉しい気持ちや楽しい気持ちになる。認知症にやさしいまちづくりに関わり、地域で活動している人たちやRUN伴の思いを乗せて走った人たちの活動を動画を通して広く知ってもらうことで、このお披露目会を再会と出逢いの場にしたい」と述べる。
RUN伴まちだ2021は10月3日(日)、午後2時から同HP(【URL】https://runtomo-m-2021.localinfo.jp/)で公開。
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