町田市内で「オレオレ詐欺」をはじめとする特殊詐欺が急増している。10月8日時点で92件発生しており、昨年同時期と比べて46件増加。被害総額は約2億2000万円で、昨年よりおよそ2200万円増えている。町田警察署(吉田知成署長/人物風土記で紹介)は警戒を呼び掛けている。
吉田署長は「町田市の被害の特徴は、オレオレ詐欺の件数が多いこと。全国的には還付金詐欺の被害が増える中、依然高齢者を狙った詐欺が多い」と話す。オレオレ詐欺の被害額は約8000万に上り、昨年よりおよそ3100万円増加している。
また、最近増えているのは「キャッシュカード詐欺盗」。現時点での発生件数は前年比13件増の27件。親族や警察官、銀行協会などの職員になりすまして電話をかけ、「あなたの銀行口座とキャッシュカードが悪用されています」などと言ってキャッシュカードを準備させ自宅に訪れる。「解決には暗証番号と印鑑が必要」と席を立たせ、被害者がその場を離れた隙にカードをすり替えてだまし取る詐欺のこと。
同署は「詐欺の被害に遭わないためには、犯人からの電話に出ないようにすることが重要」とし、自宅の固定電話を常時留守番電話に設定する、迷惑電話防止機能付き電話機を設置するなどを呼び掛けている。
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