小山町・小山ヶ丘・相原町を管轄する南大沢警察署長に着任した 小宮山 文彦さん 南大沢在住 58歳
「署員の元気」が地域を守る
○…「署員みんなで明るく元気に仕事をしよう」と着任時に署員約350人を前にあいさつ。署員の家族や生活を守る勤務環境づくりも署長の仕事だ。管内の喫緊の課題、交通事故と特殊詐欺の防止は署員が安全協会などの団体と連携し、うまく抑え込みができていると感じるが「継続しないと」と気を引き締める。約30年前に町田署に勤務しており「当時は小山町以西も町田署管轄だったので馴染み深い。懐かしく思うとともに、人口が激増し、大きく発展した町の治安を守る責任の重さを実感する」。
○…着任前の9月まで、第四方面本部で副本部長を2年務めた。新宿区・中野区・杉並区の9署と本部を連携し、警察署がスムーズに仕事を進められるよう調整する役目。在任中は東京五輪2020の大会期間にあたり、スタジアムの警備など、大会成功のために神経をとがらせた。様々な団体・機関の協力のもと、大きな事故なく終えられたことを安堵する。
○…山梨県出身。自然豊かな地で小・中はサッカーに励んだが、高校では部活に入らず「ただなんとなく高校生活を送っていたかな」。就職を考えたとき、遠縁の人から勧められて警察官の道へ。「今に至るまで、地域や社会に貢献してこれた。縁あって拝命して良かった」と感慨深げ。
○…妻との間に子どもが3人。長男は山梨県警、次男は地元の消防署員、長女も警視庁の警察官になっている。「家にいないことも多かったのに…何か記憶に残っていたのかな」。同じ道を選んだことを照れて喜ぶ。オフの日は地域を知ることと、体力作りも兼ねて管内を散策。「町の人に会えるし、新たな発見もある」と笑顔。地域の人たちと手を携えて、まちの安心・安全を守っていくためにも続けていく。
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