町田市在住の動物研究科・實吉達郎(さねよしたつお)さん(92)による「昔話から未確認動物UMAをさがせ!」と題した新春トークショーが1月9日、TSUTAYA町田木曽店を会場に行われた。
ネッシーやツチノコ、河童など実在が学問的に確認できていない生物を表す「UMA=未確認動物」。實吉さんはその言葉の誕生に携わり、UMAや妖怪、恐竜などに関する多くの著書を持つ。
YouTubeも人気
地域住民のほか、かつてテレビ番組に出演した實吉さんを見てファンになった人や現在も配信中のYouTubeで知った人など、市内外から幅広い年齢層の人たちが観覧に訪れ、實吉さんの軽快なトークを楽しんだ。
實吉さんは、名前は知られているが見たことがない天狗や鬼、河童などの怪類を、著書の『妖怪大百科元祖(竹書房)』に沿って考察。また桃太郎や竹取物語、天女の羽衣、鶴の恩返しなどの昔話の中の不思議な登場人物をユーモアを交えながら語り掛け、参加者とともに改めて考えた。
さらに町田の民話と伝承の中から、かつて町田地域で天狗や狐火、河童、一つ目小僧が現れたとされる地域を紹介。会場の木曽町にも妖怪「あずきあらい」がいたと解説されると、参加者から驚きの声がもれていた。
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