コロナ禍により2年ぶりの開催となった「第32回ふれあいコンサート」が4月24日、和光大学ポプリホール鶴川で開かれた。主催は東京町田サルビアロータリークラブ(高橋秀明会長)。
ふれあいコンサートは同クラブが創立以来行ってきた事業で、特別支援学級の児童や生徒、その家族が心置きなく、本物の音楽を楽しめるように企画したもの。毎回、プロの音楽家をゲストに迎えてきたが、前回から「障害のある人たちを主役に」をテーマに開催。障害のある人たちやその家族がただ観賞するだけでなく、自ら発表や交流する場になった。
しかし昨年は新型コロナ感染拡大防止のため、中止に。2年ぶりの開催となった今回、「待ちに待った」観客らで会場は埋め尽くされた。
2019年まで5年連続で吹奏楽コンクール金賞を受賞し、20年には東京都より表彰された市立木曽中学校吹奏楽部が登場。馴染みのあるアニメソングを演奏し、会場を沸かせると、続いて登場した町田市障がい者青年学級を主体とした「若葉とそよ風のハーモニー合唱団」メンバーたちは、自分たちが作ったオリジナルソングを、全員で生き生きと歌いあげた。
最後に、町田市にゆかりがあり、脳性麻痺の障害を克服してプロバイオリニストとして活躍する式町水晶(みずき)さんがジャズピアニスト・加藤景子さんを伴い登場。見事な演奏でコンサートを締めた。同クラブの高橋会長は「無事に開催できて良かった。出演してくれた皆さんから、素晴らしい演奏・歌で感動を頂きました。『ありがとう』と伝えたい」と述べた。
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