神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
町田版 公開:2022年5月26日 エリアトップへ

市内にアトリエ兼絵画教室を構える画家で、今月町田パリオで個展を開く 大石 正巳さん 森野在勤 84歳

公開:2022年5月26日

  • X
  • LINE
  • hatena

為せば成る、画家人生

 ○…約16年前から町田にアトリエを構える。銀座の画廊や町田の小田急百貨店でも個展を開催。パリの風景をモチーフとした作品を得意としていたが、近年は内側から溢れる感情を大胆に表現する抽象画を描く。「何をしたいのか自分で探してる状態。自分でも予想できないものが現れた時が完成だね」。最近では、音楽を絵で表せないかと実験中だ。

 ○…静岡県出身。幼いころから音楽と絵描きと遊びが大好き。母からの「為せば成る、為さねばならぬ何事も」の言葉を胸に、小学生の時には書道で11時間書き続けたこともある。「しつこいんだよね俺は。自分で納得したいから」と自己分析。日体大へ進学後は教員の道へ。本格的に絵を始めたのは就職後。春になると美しい草花を「描きたくてうずうず」していた。職場の美術教師に頼み道具を揃え、通勤時に通る銀座で画廊に立ち寄り、センスを磨いた。

 ○…体育教師として働く傍ら、趣味で続けた絵がだんだんと認められコンテストで入選するように。忠生高校で定年を迎えた後、絵を描くため夫人を置いて単身渡仏。日本にはない建物や町の看板、画廊の多さに触れ、一日中街を歩いてはスケッチを繰り返した。「パリでは落書きすらアート。町全体がアートだったね」と振り返る。その魅力は1年後だった帰国予定を5年後に延ばしたほど。パリの風景は自身の持ち味となった。

 ○…「俗にいう”でもしか教師”だった」と謙遜するが体操部の顧問などを歴任。多くの生徒と向き合ってきた。働く世代へ「仕事の他に別の世界を持つことが大事」と呼び掛ける。「教師は厳しい仕事だったが、絵があることで、ずいぶん勇気をもらった。絵が上手くいくと仕事も頑張れたんだよ」

町田版の人物風土記最新6

川崎 哲哉さん

相原地区の一押しスポットを紹介するかるたの製作に取り組んだ

川崎 哲哉さん

相原町在住 61歳

4月18日

渋谷 りゅうきさん

町田市防災アンバサダーに就任したユーチューバーのメンバーである

渋谷 りゅうきさん

町田市在住 40歳

4月11日

hirocoさん(本名:関口裕子)

鶴川で朗読と歌唱のコンサートを今週末行う

hirocoさん(本名:関口裕子)

山崎町在住

4月4日

飯間 圭吾さん

町田市内の経営者らと今夏、地元産ビールの醸造所を兼ねた店舗を開く

飯間 圭吾さん

原町田在住 39歳

3月28日

綾野 光紘さん

近隣団体と組んだ盛り上げが評価された山崎団地名店会の会長を務める

綾野 光紘さん

下小山田町在住 41歳

3月21日

木目田 英男さん

町田市議会の第40代議長に就いた

木目田 英男さん

成瀬が丘在住 49歳

3月14日

あっとほーむデスク

  • 4月11日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

町田版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook