日本を代表する絵師と世界に誇る伝統美の見事な調和――。江戸時代中期に活躍した天才画家、伊藤若冲(じゃくちゅう)(1716〜1800)の作品を京都の伝統工芸・西陣織で表現した「西陣美術織 伊藤若冲展」が6月29日(水)から7月3日(日)まで、市立国際版画美術館で開かれる。午前10時〜午後5時。最終日は4時まで。入場無料。主催は西陣美術織若冲全国巡回展実行委員会(京都市)。
色彩の鮮やかさと豪華絢爛(けんらん)な意匠が特徴の西陣織。その魅力を広め、伝統技術の継承と後継者の育成につなげようと西陣織業界が仏像や絵画、風景などを織物で表現する工芸分野「西陣美術織」を開発。2016年からは若冲の作品を再現し、これまでに全国約100カ所で巡回展を開催している。
期間中は、西陣織の職人が髪の毛の半分ほどの絹糸を使用し、精密な技術で織りあげて若冲作品を再現した約50点を展示。スタッフが拡大鏡で、その細かさを披露する。「近年多くの人に愛され、日本美術の中で輝きを増す若冲の生涯と画業に迫ります。西陣美術織の技術で見事に復元された作品を、ぜひ多くの人にご覧頂きたいです」
問い合わせは同実行委員会【電話】075・548・7505へ。
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