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町田 人物風土記

公開日:2024.02.08

町田市が進めるゲートキーパー啓発ポスターに自身のデザインが採用された
渡邊 美海さん
町田デザイン&建築専門学校1年

誰かの役に立ちたい

 ○…身近な人の悩みに気づき支えるゲートキーパー。誰もがなれるものでありながら、作品づくりにあたる前はその存在を知らなかった。調べていくと大切な役割であると知り、より周知できるように作品はシンプルな見せ方にこだわった。そのなかでひときわ目立つピンク色で彩られた心のイラスト。孤独で誰にも相談できない状況にいる人たちに「あなたのそばにいるよ」というメッセージを込めた。

 ○…昨春から、森野の専門学校でグラフィックデザインを学ぶ。講義が朝から夕方まで入り、入学してもうすぐ1年となる現在は忙しさのなかにも自らの成長を実感でき、うれしさを感じる日々。好きなお菓子を購入しようとパッケージを見るたびに「私ならこう表現するのに」とイメージを膨らませる習慣が商業物などを手がけるデザイナーを目指すきっかけに。「いつかは自分のブランドを」と夢見る。

 ○…山梨県出身。自然豊かな地で育った。町田での生活はあまりの人の多さに当初は戸惑うことがあったが、居酒屋でのアルバイトにも慣れ、「都会」での暮らしを楽しみ始めている。自称、インドア派。韓流ドラマの鑑賞を忙しい毎日のご褒美とし、ラブコメディがお気に入り。「高校時代は野球部のマネージャー。裏方の方が合っていると思っています」

 ○…今回、デザイナーとしての一歩を踏み出す形となった。作品づくりにあたったのは昨夏。今はより技術の引き出しが増え、表現力は増しているが、「思いをシンプルに表せた点に間違いはなかった」と振り返る。自殺を防ぐというテーマと向き合い、「誰かの役に立ちたい」という思いをより強くもつことにもなった。「これからも人助けにつながる作品を。あと2年勉強します」

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