成瀬在住の遠藤龍匠さん(中2)が3月24日から28日の間に開かれた全日本UJ(アンダージュニア)ボクシング大会の中学生40キロ級で、優勝を果たした。小学6年生のときに続き、2度目の日本一となった。
遠藤さんは現在K&Wボクシングジム(横浜市緑区)に所属。小4からボクシングをはじめ、負けず嫌いで頑固な性格から、あきらめずハードな練習に励んでいた。実力をつけ、順調に戦績を伸ばしていった。「ただ、今回は減量に苦戦しました。ナチュラルで43〜44kgはあって、39・7kgまで落としました。これほど落としたのは初めてで、本番ではその影響か身体が思うように動きませんでした」と振り返る。とくに最後の3日間はきのこやブドウ、リンゴなどの低カロリーの食べ物と、サウナスーツを着ての練習で体脂肪率は1桁をキープするほどだった。
それでも神奈川予選と関東予選では両大会とも2戦RSC(レフェリーストップコンテスト=アマチュアボクシングでのテクニカルノックアウト)で完全勝利。対戦相手に力の差を見せつけた。「決勝戦に関しては、3ラウンド目でようやく決まった感じです。ただ、勝つ自信はありました」
じつは試合の2ヶ月前、タクシーにはねられ左足を痛めたという遠藤さん。「どうなるかと思ったよ。それで結局神奈川の強化合宿も参加できなかったのに、よく頑張ったな」と父の和久さんは笑う。
今月は、去年準優勝だった「王座決定戦」がある。「今年は優勝したい」と熱く語る。
町田版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|