町田市内在住の冨高日向子さん(17)が、今年3月18日に札幌ばんけいスキー場で開催された「2018フリースタイル・モーグル全日本選手権大会」で、優勝を飾った。今季(2017〜2018シーズン)から世界各国で開かれるワールドカップにも本格的に参加し、自身でもそのプレーは「好調」だという。実際ホームである日本の「ワールドカップ秋田たざわ湖大会」では、デュアル(1度に2人の競技者が横に並んで争う種目)で4位という結果を残す。
冨高さんがモーグルを始めたのは小学2年生の頃。3歳からスキーのレッスンを受けていたが、「雪のコブを滑るのが楽しい」という理由でモーグルへ。小学4年生でいまの「白馬村スキークラブ」へ入り、同じ年に初めて公認大会に出る。「コーチも自分に合っていたし、基礎の技術はすべて白馬村で習いました」
中学校は金井中(仙北屋正樹校長)へ進んだ。「小学生の頃は楽しければよかったけれど、中学へ進学するとそれまでと違い、大会で良い成績を残したいという思いも強くなりました。選手としての意識が芽生えてきたという感じです」と当時の心境を話す。中学2年生で出場したオーストラリアのアンダー18大会では総合優勝。中学3年生で日本のナショナルチームのメンバーに選ばれるなど、ぐんぐんと成績を伸ばしていった。
「今、一番調子が良い」と語る冨高さん。「昨シーズンを好成績で終えられたのがよかったです。来年からは大学へ進む予定なので、今よりも練習を厳しくして、プレーの質を上げていきたいと思います」
次に目指すのは「4年後の冬季北京五輪」。目標について聞くと「最終的にはオリンピックで金メダルを取りたい」と、頼もしく語ってくれた。
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