桜美林大学で「地域エンパワーメント方法論」を学ぶ学生が先ごろ、同大と連携している小山ヶ丘のサービス付き高齢者住宅「桜美林ガーデンヒルズ」の交流棟で、入居者や小山長寿会などの地域住民らと昼食を共にし、自己紹介や意見交換などで交流した。
学生らは事前に実際に入居者の部屋を訪問してインタビューして得た結果を議論し、同ヒルズでの暮らしの「良い点」「課題」「改善策」をまとめ、それぞれ発表。良い点には「自立して自由に暮らせる」「スタッフがいつでも駆けつけてくれるので安心」などが挙げられた。「交通の便が悪い」「レストランの食事の量が多い」などの課題に対しては「シャトルバスの本数を増やす」や「メニュー調整を提案する」などの改善策が講じられた。参加した入居者の一人は「こうして学生さんたちと交流できるのが嬉しい」と感想を述べていた。
担当した野村知子教授は「高齢の方と一緒に暮らす家庭が少なくなっている中で、高齢の方に直接お話を伺う体験自体が社会福祉分野を将来の仕事にしていこうとする学生にとって貴重な体験になりました」と話し、「交流棟での催しや、広場で毎朝行うラジオ体操など、もっと地域の皆さんに参加してもらいたい。顔見知りを増やすことで新たな活動を生み出せます。ここを地域交流の拠点としてほしい」と述べた。
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