成人式「二十祭まちだ2019」の実行委員長を務める 清水 海渡(かいと)さん 金森在住 20歳
その人なりの楽しみ方で
○…「はじめは、そもそも成人式に出ないつもりでした」。しかし19歳の4月に届いた一通の葉書。「二十祭まちだ」実行委員の説明会の案内で気持ちが変わった。「面白そう」。動機はこれだけで十分だった。足を運ぶと、約20人が参加していた。すでに社会人2年目だったので、服装は自分だけスーツ。委員になるかどうか記入する用紙を前に、「やらないわけにはいかない気がした」
○…小川高校を卒業して、選んだ進路は専門学校の事務職員。数学が好きで、高2のとき教員になろうと思い大学の数学科を目指すも、次第に関心は企業経営の方に。その一歩として、税理士を通さず自分で金銭管理をできるようになりたいと考えた。だから「難関」といわれる公認会計士を目指すため、高3の時点では資格浪人も視野に入れていた。
○…転機になったのは信頼していた担任からの「資格の勉強も同時並行で、いったん就職してみてはどうか」というアドバイス。「教員としての立場ではないが、学校で働ける」と、いまの地元の福祉系専門学校を紹介された。ケータイ販売のアルバイトで本格的な営業活動も経験していたため、「仕事」に対する考え方も前向きだった。販売員時代を振り返り「表に出てお客さんと接すれば、その人にとって自分はもう『お店の人』。だから、大人として当然の立ち振る舞いをしなければと思いました」と話す。
○…小中高と、役職にはつかないものの、いつもリーダーの人よりリーダー気質だった。「だったら委員長をしてみよう」と動いた。「感じ方は十人十色だから楽しみ方はそれぞれでいい」。そんな新成人は「自分の発言にはきちんと落とし前をつけて、軸をちゃんと持って生きていきたい」と意志を固める。
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