警視庁町田警察署(岩下悦男署長)と南大沢警察署(大嶺忍署長)の武道始式がそれぞれ5日と12日、署内の道場で開かれた。武道始式は、署員達が地域の治安維持を目的に日々取り組む訓練の成果を披露するために行われる年頭の恒例行事。
昨年度の両署管内は、地域で連携した町ぐるみの対策が功を奏し、交通事故発生件数、刑法犯認知件数ともに減少となった。町田の岩下署長は「一方で、振り込め詐欺などの特殊詐欺は認知件数と被害額が急増している。官民での連携強化に取り組み、より一層の犯罪抑止・検挙対策を推進していきたい」と話した。また、南大沢の大嶺忍署長は「今年は皇位継承に伴う諸行事やG20サミット、ラグビーワールドカップなどイベントが多く開かれる。これまで以上に関係機関・団体と連携し、署員一丸となって、各種犯罪の未然防止に全力で取り組みたい」と意気込みを述べた。
署員は石阪丈一町田市長ほか来賓者の前で、同僚たちの声援を受けながら、柔道、剣道の試合で白熱した真剣勝負を繰り広げた。迫力のある動き、大胆な技の掛け合い、素早い剣さばきに、会場からも声が上がった。高点試合形式で、ひと試合終わるごとみな息を呑む。合気道演武では女性署員を含む有段者らが日ごろの鍛錬の成果を披露。小中学生による柔道、剣道の試合も行われ、会場からの暖かいまなざしに見守られた。
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